アールの壁がつくる心理的なやさしさ|“空間に包まれる”という体験設計
コンセプト|“空間に包まれる”という体験設計

この住まいで私たちが考えたのは、「広さ」ではありません。
“どう感じるか”です。

リビングには直線ではなく、アールの壁を採用。
視界に角をつくらないことで、空間に包み込まれるような安心感を生み出しています。

空間は、形状ひとつで心理に影響を与えます。
だからこそ、単なるデザインではなく「体験」として設計しています。

間取りの本質|回遊動線で生活はどう変わるか

この住まいの核は、回遊動線です。

キッチンを中心に、
ランドリー → 洗面 → WIC → リビングへとつながる構成。

これにより、

・洗う
・干す
・しまう

が一連の動きとして完結します。

重要なのは効率だけではありません。
「戻る」「取りに行く」といった無駄な動きを排除することで、
日常のストレスそのものを削減しています。

キッチン設計|大容量2型キッチンの合理性

キッチンは2型を採用。

作業スペースと収納スペースを分離し、
動きの干渉を防ぐ設計です。

さらに背面には大容量のパントリーを配置。
生活感を表に出さず、空間の純度を維持しています。

キッチンは“見せる場所”でありながら、
同時に“隠す場所”でもある。
この矛盾を解決するための構成です。

素材設計|モルタル×木のコントラスト

空間全体は、モルタルと木で統一。

モルタルは均一ではなく、あえてムラを残しています。
この不均一さが、光の陰影を生み、奥行きをつくります。

そこに木を組み合わせることで、冷たさを抑え、
居心地のあるバランスへ。

素材を増やさないことで、
インテリアや暮らしそのものが引き立つ設計です。

視線設計|玄関からの演出

玄関を抜けた先に見えるのは、
リブパネルと照明。

ガラス越しに見せることで、
“奥に何かある”という期待感を演出しています。

空間は、すべてを見せる必要はありません。
“少しだけ見せる”ことで価値が生まれます。

まとめ|空間は“設計された体験”である

この住まいは、

・回遊動線による効率
・アール壁による心理的安心
・素材の統一による完成度

これらを掛け合わせることで、
単なるリノベーションではなく、
“暮らしの質そのもの”を引き上げています。
空間は“設計された体験”である

この住まいは、

・回遊動線による効率
・アール壁による心理的安心
・素材の統一による完成度

これらを掛け合わせることで、
単なるリノベーションではなく、
“暮らしの質そのもの”を引き上げています。


所在地:広島市南区宇品
専有面積:73.68㎡
築年数:19764年9月築
既存間取り:3DK
工期:2026年1月~3月